心、響かせるコード

The code that touches a chord.

システムを作るのも、それを動かすのも人。
そして、システムの向こうにいるのも人。
技術も効率も大事だけれど、
何より、心が響きあうシステムでなければならない。
私たちは、そう信じて日々の開発を続けています。

MISSION

1DXによる顧客エクスペリエンス
2開発型コンサルティング

これが私たちの理念です。

弊社は、もともと産婦人科クリニックを運営する医療法人のシステム部門からスピンアウトして生まれた会社です。
最初は私一人で、素人でも扱える簡単なデータベースソフトを使い、医療事務の預り金システムを作っただけでした。

ちょっとした台帳なのですが、作業がとても楽になる。
すると、現場からあれもこれも作って欲しいという声が上がってきて、ついにシステムエンジニアを採用。
そのシステム部門がいつの間にか大きくなり、気が付いたら医療事務のシステムだけでなく、生命を預かる診察カルテまで、何もかも自前で作っていました。

しかし、大病院のシステム部門ならいざ知らず、開発部隊など抱えて、正直やっていけるのか不安で、何度も外部委託に切り替えようと、コンサルタントに相談したり、開発会社に発注したりしました。

ところが、外部委託では本当に求めている物はできず、大金をドブに捨てることになりました。今なら分かりますが、コンサルティングと開発を分けてはいけなかったのです。

もちろん、私たち自身の開発も順調だったわけではありません。
法人の成長につれてバックオフィスの事務のDXも進めるようになりましたが、その頃から不協和音が始まったのです。人員も増えているのに、新規の開発はおろか、既存のアプリケーションの機能追加さえ止まっている。システムは生き物で、時代の変化に合わせて中身を変えないといけない。そして、変化できなかったシステムは、業務を破壊してしまいます。

現場のスタッフも疲弊し、何より顧客(患者様)からのクレームも頻発。このままでは、システム開発どころかシステムが原因で法人が潰れてしまう。また、あまりの状況に現場と開発者の間で、そして開発者の間でもケンカが起きるまでになってしまいました。

この混乱をなんとか収めなければならない。

色々調べるうちに、そもそもの原因は開発手法にあるのではいかと気が付きました。そして、解決策となりそうな新しい成果がいくつかあるらしい。しかし、まだ日本では解説書が出版されていないものも多く、海外の書籍を取り寄せて研究をはじめました。

週に丸一日を費やして、全員で勉強会をしました。まず、オブジェクト指向設計という基本に立ち返り、また、関数の本質は一体何なのかと抽象数学にまで話を戻して考えました。

そして開発手法についての文献を読み進め、これまでの社内の技術に最新の研究をどのように取り入れるか、1年以上かけて到達した結論が「ドメイン駆動とアジャイルによる開発型コンサルティング」です。

この手法で現場と一体となって開発を進めることで、水が引くように問題が解決していきました。

システム開発には企業の命運がかかっています。要件定義をしてコードを書けばいいというものではない。

また、DXがスタッフの業務を効率化するというのは当たり前。書類をなくして電子化したり、バックオフィスの人件費を抑えるだけなら、安いクラウドサービスの導入だけで十分な効果があります。

でも、本当に目指さなければならないのは、その先にいる顧客。
そのために何をすればいいのか、私たちは22年かけて学びました。

開発型コンサルティングで、ぜひ一緒に顧客エクスペリエンスの向上に取り組みませんか。

代表取締役 中村 嘉孝

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