
Linux FoundationのOpen Source Summitでアムステルダムに行ってきました。
欧州だと時間も費用もかかるので迷っていたものの、色々と勉強になり、参加して良かったと思います。日本からの参加者も結構、多かったです。
内容は、AIのトピックスが盛んだったのですが、一方でBashのセッションもありました。今さらそんなものを聞きたいエンジニアなどいるのか、と思っていたら結構な数の参加者。枯れた技術ながら、今も、新機能が追加されているというのには驚きました。
旅行業のシステム化をオープンソースで進めるプロジェクトの話は、弊社も民泊のシステムのお手伝いをしたことがあるので面白かったです。
また、弊社では医療データ保護のためにインターネット分離環境の構築サービスを提供していて、ドイツの軍事関連の国営会社が軍のネットワークにKubernetesでどうやってデプロイしているのかというプレゼンも興味深く聞きました。
OSSは昔のイデオロギーの印象で敬遠されている方もおられるかも知れませんが、IT業界に欠くべからざる活動で、今やMicrosoftでさえ積極的に資金を提供しています。むしろ、OSSがビジネスモデルにすらなっているのです。
さて、会場のコンベンションセンターは街はずれにあり、ずっと会場と横のホテルの間を往復するだけだったのですが、目の前の地下鉄に乗ったら数分で街の中心に出ることができると知り、せっかくなので最終日に出かけてみました。
ネットで最初に出てきたレストランを適当に選んで予約しましたが、地元オランダの食材をヌーベルキュイジーヌ風に出すところで、結構な高級店。17世紀の貿易商の邸宅だった建物を使っていて、雰囲気もあります。
席につくなり、ウェイターから「IT関係の方ですか?」と聞かれました。同じイベントの参加者がたくさん来店しているとのこと。
一応、ドレスコードのある店で、昼間はペンギンのTシャツにリュックサックという、あり得ない格好をしている皆さんも、他ではそれなりの社会生活を送っているのだと知って安心しました。